豊岡市現庁舎曳家移転見学
今日の豊岡は雨がシトシト降っています
昨日、今日 それほど寒くはありませんが、
又今夜から急激に冷え込み、この雨が雪に変わるようです
ようやく道路の雪が融け、渋滞も起こらなくなっていたんですが…
さて、現在豊岡市では新庁舎建設工事が進められています。
当初は現庁舎を解体し、全て新しく建て替えるという案もありました。
しかし、現庁舎は昭和2年 北但大地震復興建築のシンボルとして建設された
ヨーロッパ風の文化財クラスの優れた名建築物。
市民からは保存を強く望む声も多く、審議の結果現庁舎の保存が決定しました。
保存方法としては、現庁舎を曳家工事によって、25m前方(南側)に移動し
足元に5種類の役割の異なる免震装置を配置し、地震時の揺れを減衰させるというものです。
そして、左右後方にコの字型の新庁舎を新築していきます。
今月2日より、いよいよ曳家工事が始まり、3日と7日の2日間見学会が開催されたので
里やま工房 スタッフ全員参加してきました
このようなジャッキ(100t対応)が32ヶ所に64基据えられています。
監督さんの「スタート」の掛け声で油圧を動力とする推進ジャッキが作動。
直径約6㎝の鋼製丸棒(コロ)を転がす事で建物が移動します。
コロを動かすのはやはり職人さんの手。一本一本ハンマーでたたいて確認しながら
作業されていました。
10分ほどで約20㎝移動。
コロの先にはこんな印がついた物がたくさんありましたが
中には玄さんや豊岡市のマークなんかもあって、見学者を楽しませてくれます
3日(金) 7日(火)
曳家の作業は間もなく終了です。
完成予定は平成25年3月。
移動した現庁舎は、市民の交流スペースや会議場として復活します
工事現場を囲うアーケードには所々クリアな部分があり、
工事の様子を見る事ができるようになっています。
近くを通られたら、覗いてみてください
又、市のホームページでも工事の様子を掲載していますよ