こうのとり 出産ラッシュ
投稿日:2011.03.29
久しぶりのこうのとりです
ひと月ほどの間にうれしい事や悲しい事が、色々と起こっていました。
先月下旬のこと…
昨年、豊岡市日撫の電柱にかけた巣で必死に子育てをしていた
お父さんこうのとりが死亡しました。
かなり痩せていて、大雪にみまわれた今年の冬は
こうのとりにとってはエサを見つける事ができない
とても過酷な状況だった事がうかがえます…
そして、つい1週間前には、昨年豊岡市赤石人工巣塔にて1羽のヒナを
産み育てたお父さんこうのとりが亡くなりました
この時、この巣塔には今年もすでに卵が産まれていて、お母さんこうのとりと共に
交代で抱卵し始めた矢先の事でした…
お母さんこうのとりは、お父さんこうのとりがいなくなってもしばらくは
抱卵し続けていたそうです…
今日その巣塔に行ってみましたが、こうのとりの姿はありませんでした。
お母さんこうのとりはこれからどうしていくのかと
心配になります…
これが自然界の厳しさだとは分かっているのですが…
残されたお母さんこうのとり達ががんばって生きていってくれる事を
祈りたいと思います
でも、うれしいニュースもありました
人工巣塔第1号でもある、百合地巣塔では6個の卵が確認され
お父さんお母さんが交代で抱卵しています
巣塔の近くの電柱で見つけました
体が大きいのでお父さんでしょうか…
そして、野上人工巣塔でも2個の卵が確認され、
抱卵していました
ハチゴロウの戸島湿地人工巣塔でも4個の卵が確認され、
昨年2羽のヒナを産み育てた親鳥が、交代で抱卵しているようです
他の巣塔でも巣繕いをする光景が見られているので、
これからが楽しみです
今年もそれぞれの家族を見守って行きたいと思っています