鳥取 光の鏝絵
投稿日:2009.09.09
先日あるテレビ番組で、鏝絵のある蔵や母屋が密集している鳥取県東伯町光(みつ)地区のことが放映されていました。
興味をそそられ見に行ってきました
鏝絵とは、左官職人が鏝(こて)を使って漆喰の壁などに描く
レリーフ(浮き彫り)のことです。
ここ光地区は、戸数48戸の内鏝絵のある蔵や母屋が43棟も密集していて、これだけ一ヶ所に集中しているのは全国的にも珍しいそうです。
ルーツは、光の左官職人であった吉田貞一(よしだていいち)が石州左官職人の生越故次郎(なまこしこじろう)から鏝絵技法を学び、その技法が受け継がれ、昭和30年頃から縁起と家構を重んじる意味で描かれるようになったようです。
◆ 鯉 ◆ ◆ 鶴 ◆
◆ 亀 ◆ ◆ 小槌 ◆
◆ 家紋 ◆ ◆ 壽 ◆
◆新築の蔵に施されています◆
手仕事によるものとは思えないような緻密さで、真の芸術作品に出会えた気がします。