第4回 日本の木の家づくり サミットinくまもと

投稿日:2009.11.20

091109 chikyunokai 
11月9日~11日の3日間、熊本で開催された、「地球の会」主催のサミットに参加してきました。
地球の会は、「国産材の家づくりを目指す工務店が全国レベルで連合した唯一の団体」として2005年に発足。
今回のサミットのテーマは、「造り手の顔が見える家づくり」でした。


Cus80037 10 Cus80038 10 Cus80039 10
NPO法人環境共棲住宅「地球の会」が主催する日本の木の家づくりサミットinくまもと、が開催されました。日本全国から、国産材の家づくりを目指す工務店や木材関連業者など123の企業、約250名が参加して盛大に行われ開会のセレモニーの後、㈱日本設計の設立者である池田武邦さんの基調講演がありました。池田先生は日本初の超高層建築・霞が関ビルの設計をされ、京王プラザホテル、新宿三井ビルなどに日本の超高層ビルの先駆けを築いて来られました。現在85歳、新宿三井ビルの50階にオフィスを構えて仕事をする中で人工環境の持つ根本的な問題に気付き、日本の生態に根ざした建築・環境づくりに取り組んでおられます。現在は、長崎県の大村湾に面する海辺に居を構え茅葺き屋根の民家に暮らしていらっしゃいます。先生の話の中で「欲望が文明を発達させ、文化は足るを知る。近代化すると感性が失われていく、文明という名の元に様々な自然、文化が破壊されてきた」との言葉は大変衝撃的で心打たれるものがありました。
そこで「文化」と「文明」の違いについて、対比をされた。
文化 ― 固有 対等 伝承 知足 自然
文明 ― 普遍 優劣 創造 欲望 人間
日本の建築文明の最先端を歩んでこられた方ですが、自然の中に身を置く事が健全な体をつくることに気付かれて、正に今日本の民家の原点で暮しておられます。
「木の家づくり」は、「文明」の名の下にしているのではない。「文化」なのだ。
と言われた言葉に、我社が目指している家造りの方向と共通するものがあるような感じを受けました。人が暮らしを営む大切な住まいの造り手としての使命を感じ、身の引き締まる思いをしました。今後も暮らしの豊かさを感じられる家造りを心掛けていきます。
◆新産住拓さんの本社↓
091109 chikyunokai4 091109 chikyunokai6 091109 chikyunokai7
一日目は主に講演、二日目はバス見学会、座談会、セミナーというスケジュールでした。
バス見学会では、主管工務店である新産住拓株式会社さんの本社、展示場、建築現場を見学しました。
◆新産住拓さんの展示場↓
091109 chikyunokai8 091109 chikyunokai9 091109 chikyunokai10
091109 chikyunokai11 091109 chikyunokai12 091109 chikyunokai13
091109 chikyunokai16 091109 chikyunokai17 091109 chikyunokai21
091109 chikyunokai22 091109 chikyunokai23 091109 chikyunokai24 
091109 chikyunokai25 091109 chikyunokai32   091109 chikyunokai33
◆長期優良住宅建築現場↓
091109 chikyunokai29091109 chikyunokai30091109 chikyunokai28

ブログ検索

アーカイブ