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会長のつぶやき2015.04.30
《コラム》15 「春が来た」
♫春が来た 春が来たどこに来た~山に来た 里に来た 野にも来た♪ 待ちに待った春が来た。私たちの故郷、但馬・丹後の住人にとって、この時期には特別な思いがある。十一月から三月までの五ヶ月間、太陽の陽を浴 …
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会長のつぶやき2015.04.01
《コラム》14 「俳句」
「池口さん、俳句の会に入ってくださいな」 以前、新築をさせて頂いた施主様からの誘いで俳句の会へ入ることになってしまった。ただ、こういったカルチャー教室は初めてではない。
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会長のつぶやき2015.04.01
《コラム》13 「雪国の暮らし」
大型車のエンジン音で目が覚める。窓の外を見ると昨夜来からの雪が降り積もっている。昨日帰って来たときのタイヤの跡は消えてしまっているが、新しい人の足跡がある。新聞配達人の足跡に違いない。まだ夜が明けきら …
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会長のつぶやき2015.02.08
《コラム》12 「餅つき」
蒸篭の湯気で目の前が見えない。蒸し上がった餅米を杵でつぶしていく。最初はこづきといって押しつぶす感じだ。これが結構しんどい。次第に杵を高くして力強くついていく。返し手とのタイミングが合わないとリズムが …
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会長のつぶやき2015.01.13
《コラム》11 「蕎麦」
「二百十日の昼までに播け、そしたら播いてから七十五日の夕飯には間に合う」 父が口癖のように話していた言葉である。一度、二百十日から三日遅れて播いたことがあるが、さっぱりとれなかった。蕎麦の種を播き、刈 …
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会長のつぶやき2014.12.10
《コラム》10 「薪」
煙突からのぼる白いけむり。寒い冬の季節にそのけむりを見るだけで家の中が暖かそうに感じる。昔は田舎の家の屋根にはどこにでも見られた風景である。時代は進み、電気・ガス・石油、エネルギーは進化して家の中で火 …
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会長のつぶやき2014.11.06
《コラム》09 「祭り」
トントン、トントン、太鼓の音を聞くとなぜかうきうきとしてくるのは子供も大人も同じである。どの地区にも幟が立てられ、祭りの気分が高揚してくる。 一年の収穫を神様に報告し感謝する。農耕民族である日本人の大 …
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会長のつぶやき2014.09.30
《コラム》08 「小屋」
錆びたトタン貼りの小屋、黒く焦げた杉板を貼った小屋、屋根の板が風で飛ばないように石を載せた小屋、人里離れた田んぼや畑の中に建つ小さな小屋。こんな小屋は決して大工が建てた建物ではない。大抵 …
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会長のつぶやき2014.07.09
《コラム》05 「煉瓦とコンクリート」
直焚きの風呂釜をつくった。我が社でも初めての仕事であったのでノウハウがない。そこで風呂釜づくりのプロであるベテランの左官職人に来てもらった。まずは煉瓦を積んで火を焚く釜をつくるところから …
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会長のつぶやき2014.06.01
《コラム》04 「まちなみと景観」
豊岡市内中心部から少し離れた地域に行くと、伝統的な家並みと近代的な家並みが混在している住宅地を見かける。昨年暮れに改築をして引き渡しをしたお宅はまさにそんな場所にある。このお宅の主人との …