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会長のつぶやき2015.10.10
《コラム》20 「電機柵」
田んぼに面した道路を走っていると、その周りには必ずと言っていいほど規則正しくポールが立っており、そのポールには五段程度に細いケーブルが張り巡らしてある。獣が田んぼの中に入らないようにする為のもので …
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会長のつぶやき2015.09.19
《コラム》19 「ラジオ体操」
新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空あおげ 物心ついた時から聞き慣れたこの曲が聞こえると、夏休みが始まったのだと気付かされる。毎朝六時半になると、首からカードを下げた子供たちとお父さんお …
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会長のつぶやき2015.07.03
《コラム》17 「蛍」
田植えが終わり、梅雨入りの季節を迎え早苗が分糵を始める頃、夕闇に蛍が飛び始める。この蛍の光が飛び交う情景はなんともロマンチックである。忙しなく田植えをした時期から間もなくやってきて、暑い夏の季節までの …
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会長のつぶやき2015.06.10
《コラム》16 「田植え」
苗が来た。農協に頼んでいた育苗箱が軽トラックで配達されてきた。待ちかねていたように一斉に田植え機のエンジン音が響き、あっという間に早苗が整然と植えられていく。苗は地区毎に配達日が決められていて、農家の …
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会長のつぶやき2015.04.30
《コラム》15 「春が来た」
♫春が来た 春が来たどこに来た~山に来た 里に来た 野にも来た♪ 待ちに待った春が来た。私たちの故郷、但馬・丹後の住人にとって、この時期には特別な思いがある。十一月から三月までの五ヶ月間、太陽の陽を浴 …
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会長のつぶやき2015.04.01
《コラム》14 「俳句」
「池口さん、俳句の会に入ってくださいな」 以前、新築をさせて頂いた施主様からの誘いで俳句の会へ入ることになってしまった。ただ、こういったカルチャー教室は初めてではない。
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会長のつぶやき2015.04.01
《コラム》13 「雪国の暮らし」
大型車のエンジン音で目が覚める。窓の外を見ると昨夜来からの雪が降り積もっている。昨日帰って来たときのタイヤの跡は消えてしまっているが、新しい人の足跡がある。新聞配達人の足跡に違いない。まだ夜が明けきら …
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会長のつぶやき2015.02.08
《コラム》12 「餅つき」
蒸篭の湯気で目の前が見えない。蒸し上がった餅米を杵でつぶしていく。最初はこづきといって押しつぶす感じだ。これが結構しんどい。次第に杵を高くして力強くついていく。返し手とのタイミングが合わないとリズムが …
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会長のつぶやき2015.01.13
《コラム》11 「蕎麦」
「二百十日の昼までに播け、そしたら播いてから七十五日の夕飯には間に合う」 父が口癖のように話していた言葉である。一度、二百十日から三日遅れて播いたことがあるが、さっぱりとれなかった。蕎麦の種を播き、刈 …
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会長のつぶやき2014.12.10
《コラム》10 「薪」
煙突からのぼる白いけむり。寒い冬の季節にそのけむりを見るだけで家の中が暖かそうに感じる。昔は田舎の家の屋根にはどこにでも見られた風景である。時代は進み、電気・ガス・石油、エネルギーは進化して家の中で火 …
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会長のつぶやき2014.11.06
《コラム》09 「祭り」
トントン、トントン、太鼓の音を聞くとなぜかうきうきとしてくるのは子供も大人も同じである。どの地区にも幟が立てられ、祭りの気分が高揚してくる。 一年の収穫を神様に報告し感謝する。農耕民族である日本人の大 …