施工事例
改築
故郷の至福の刻
築100年以上経つ土蔵がある故郷の住まいは、数年前から空き家となっていました。
所在地 | 兵庫県養父市八鹿町 |
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主要構造 | 木造 |
建築規模 | 地上2階建て |
竣工 | 2016年 |
用途 | 別荘 |
区分 | 蔵再生 |
高校卒業とともに地元を離れ、ご両親だけで暮らされていた故郷の住まいは数年前から空き家となり、帰省は年に数回ほどだった為、「この住まいを全て解体し、更地にしてほしい」というご希望でした。
しかし、
●小高い場所にあるこの敷地からの眺望がとても良いこと
●土蔵は分厚い土壁で囲まれているので断熱性が高く、自然素材でつくられた最高の環境であること
●職人の高い技術でつくられた土蔵は、今では貴重だということ
以上を考慮し、「母屋だけを解体し、2棟の蔵を帰省時の別荘にされてはどうか」とご提案しました。
ウッドデッキ
2棟をつなぐ
列車を眺めながら
内部はキッチン、トイレ、シャワー室、寝室をつくり、大開口の木製サッシを設け、外部は古くなったブロック塀をお色直しし、裏庭は雑草が生えないよう防草シートを敷いた上に砂利を敷きました。
窓から夜汽車を眺めながら過ごす故郷でのひと時を存分に楽しんでいただけることでしょう。